My Pain to Love You -これまで経験してきた「痛み」はすべて、いつかあなたを「愛する」ためのものだった。-

My Pain to Love You -これまで経験してきた「痛み」はすべて、いつかあなたを「愛する」ためのものだった。-

『My Pain to Love You』はわたしが今制作しているアルバム名。
わたし自身が経験してきた「痛み」について、そしてたどり着いた「愛」についての物語。

このタイトルは「これまで経験してきた『痛み』はすべて、いつかあなたを『愛する』ためのものだった」と思えたときに生まれました。
ここでの「あなた」は、当時は特定の誰かを指していましたが、今では出会うすべての人、そしてわたしの曲を聴いてくれる人たちを指しているように感じています。

過去のしがらみ、双極性障害との闘い、執着の手放し、赦し、自分を愛するということ、誰かを愛すること、そして別れ。

短い人生で感じた感情や気づき、想いをわたしの世界観で表現したい。
そして誰かにとっての光になりたい。

数ヶ月に一度、アルバム収録曲をリリースしていきます。
アルバムが完成するまで、わたしと一緒にこの旅を楽しんでくれたら嬉しいです。

傷跡

[ Album Tracks ]

『My Pain to Love You』の収録曲。

1. はじめに (Intro) キービジュアル

1. はじめに (Intro)

わたしの人生で得た一番の気づき。
たぶん、無駄じゃなかった。
そう思いきれないときもある。
でもいいんだ。
気づいたときの感動を覚えてるから、
信じていられる。

「これまで経験してきた『痛み』はすべて、
いつかあなたを『愛する』ためのものだった。」

アルバムの最初には
ナレーションを入れることにしました。

わたしは音楽をつくるのも好きだけど、
文章を書くこと、
そしてそれを読むことも好きみたいです。

このナレーションは
このアルバムのテーマを表現していて、
そのときにしか書けなかった大切な詩です。

『My Pain to Love You』コンセプ写真
2. あなたへ (to You and Me) キービジュアル

2. あなたへ
(to You and Me)

お元気ですか?
この曲、覚えてるかわかんないけど、
ようやく完成したんだ。
わたしのことを忘れてしまっていても、
この曲があなたの元まで届いて、
あなたの光になればいいなって思ってる。

傷ついても癒えなくても、
また誰かを愛してみたいな
失ったものなんてなかった、
本当は与えられたんだ

この曲はわたしにとってとても大切な曲です。
わたしのこれまでの人生のすべてです。

この曲は2021年に当時交際していた
恋人に向けてつくりました。
わたしはずっとこの曲は彼の曲だと思っていたけど、
今回リリースするために
もう一度この曲と向き合う中で、
自分自身のための曲だったと気づきました。

愛を伝えるために
このアルバムの制作に取り掛かかったけど、
わたしの今までの、
辛いことの方が多かった人生の中で、
わたしのことを愛したくて愛したくて
たまらなかった存在たちが
確かにいたことに気づきました。

3. 車椅子 (His Wheelchair) キービジュアル

3. 車椅子
(His Wheelchair)

ALSになった君へ。
長生きしたかったと言っていたよね。
夢もあったよね。
それでも受け入れて前に向いていく姿がとても切なかった。
わたしは生き抜かなきゃいけないね。
君の分まで。

動けなくなる
君を見ている
喋れなくなる
君を見ている

ALSになった恋人へ書きました。
「あなたへ」の人と同じ人。

彼には夢があったけど、
もう叶えられそうになかった。
そういう人はいっぱいいるんだと思う。

彼が前を向いていく姿を見れてよかった。
私も頑張って生きていくよ。

4. どうして私は生まれてきてしまったの (Why Was I Born) キービジュアル

4. どうして私は
生まれてきてしまったの
(Why Was I Born)

嵐の海で溺れて息ができない。
苦しかった時のわたしの
気持ち、感覚、行動について。

どうして私は生まれてきてしまったの
神様教えて

苦しかった時期の気持ち、
感覚をそのまま言葉にしました。

その当時は曲をつくる気力がなかったから、
思い出しながら書きました。

2番のバースだけあとで書き直しました。

傷跡

[ To You ]

聴いてくれるあなたへ。

わたしを見つけてくれてありがとう。
曲を聴いてくれてありがとう。

わたしが一番苦しかったとき、
誰もわたしを救えないのだと知りました。

なのでわたしの音楽で誰かを救うことは
できないのかも。

でも、誰かの小さな光になってほしいと願いながら
このアルバムの曲たちをつくっています。

わたしは、生きててよかったです。
ありがとう。

LAVIN AYAKO